題名未設定

頭痛いんです。
朝起きたら、ハンマーで殴られたくらいの痛みでびっくりでした。
ぼくの頭の中に宇宙人でもいるのかと思うくらい割れそうな痛みです。
きっといつの日かその宇宙人がぼくの頭をカチ割って誕生し、ぼくの精神を乗っ取るんです。
意識はあるのに思うように動かないぼくの体。
そんなぼくを見て宇宙人がテレパスで話しかけてくるんです。
「オマエ ノ カラダ ハ ワタシ ノ モノ。ケヒ ケヒヒヒヒ」って。
宇宙人はぼくの中の記憶を使ってぼくになりすますんです。
偽者のぼくに騙されていく家族、友達、周りの人々。
やがて宇宙人はぼくの体を使って本格的に地球侵略を開始するんです。
日本の中枢に居る人たちへ卵を産みつけ支配し思いのままに動かし、日本国民を精神的に上手く操り、手始めにアジア圏を丸め込むんです。
それを足がかりに世界の主要各国と激しい攻防を繰り広げ、やがて世界は宇宙人に支配されたぼくの手中に収まるんです。
でも、その頃にはぼくと宇宙人は仲良くなってるんです。
「コノ エロゲ オモシロイネ。ケヒ ケヒヒヒヒ」
(今度その続編やってみなよ。それより面白いよ)
「マジ デ !?」
(まじで。すげぇ良いツンデレいるんだよねー)
ツンデレ モエー」
そんなこんなで宇宙人とぼくは平和な日々を送るんだ。
                           完









頭痛すぎて壊れかけてる俺が送る、究極の友情ストーリー。
その名も


我が家に宇宙人がやってきた


かみんぐすーん。